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●[11月10日更新]「第1期NakayamaAIR」参加アーティスト紹介

◯大槌秀樹 (滞在制作)

[プロフィール]

1981年 千葉県生まれ。山形市在住。2009年 東北芸術工科大学大学院実験芸術領域修了。
2019年 「岡本太郎賞」/入選  2020年 「札幌国際芸術祭2020」

[作品プラン]

市川市中山エリアの中山法華経寺及び参道・寺町を舞台に、古代西洋の神々のポージング撮影を行いその記録を作品として制作する。
仏教を中心とした歴史を持つ中山町と、自然や環境を示唆する古代西洋の神々を並立させ、相互の魅力が引きたつ展示をする。
また、中山町に滞在するにあたり、町に残る営みや、歴史、様々な記録や状況に「火を灯す」映像作品の制作を行う。

◯川田龍 (滞在制作)

[プロフィール]

1988年 新潟県生まれ。2015年 東京造形大学美術科絵画専攻卒業。2018年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。
個展2020年「Self-portrait」 /Bambinart Gallery(東京) 2019年「Classic」/THE SECRET MUSEUM(東京) 2018年「figment」/Bambinart Gallery(東京) 2016年「Guise」/Bambinart Gallery(東京) 2014年「ウロボロス」/Bambinart Gallery(東京)
グループ展 2021年 「ブルーピリオド×ArtSticker」/hotel koe tokyo(東京) 「ストレンジャーによろしく」/金沢アートグミほか(石川) 「嘔吐学vol.2 greenery efficacy」/WALLA(東京) 2020年「ブレイク前夜展」/ヒルサイドフォーラム(東京) 2019年「NEW EMOTION」/六本木ヒルズA/Dギャラリー(東京) 「3331 Art Fair 2019」 /アーツ千代田3331(東京)主な受賞 2018年 「アートアワードトーキョー丸の内2018」/丸の内賞(オーディエンス賞) 受賞 2015年「第2回CAF賞」/入選 2014年 「東京ワンダーウォール2014」/入選 2013年 「TAMA ART COMPETITION 2013」/天明屋尚賞 受賞 「TURNER AWARD 2013」/未来賞 受賞

[作品プラン]

自分の身近な人、友人や物を、西洋絵画の象徴的な人物画や静物画のモチーフに見立てて描き、モチーフや構図の意味性を失わせることで純化を試み、絵画の本質を探る制作を続けている。ピーテル・パウル・ルーベンス作の三連祭壇画「十字架昇架図」の構図を参照し、200号縦構図、三枚組の油彩作品を計画している。

◯大川友希 (ワークショップ)

[プロフィール]

1987年千葉県木更津市出身。2012年愛知県立芸術大学彫刻専攻卒業。
物に残る記憶や時間、思い出の断片を掘り下げ、繋げて、新たな時間のかたちとして再構成した立体作品やインスタレーション作品を制作。
2013年 天明屋尚プロデュースによりTENGAIGALLERYにて個展。その後も、個展開催や企画展に参加。2018年NYにて古着を集め、滞在制作と展覧会を開催。最近では、古着を用いたワークショップや建築家/湊健雄と共に依頼者の古着で家具を作り替えるプロジェクトにも力を入れている。2021年 「奥能登国際芸術祭」にて地元市民と共に制作した作品を出展。

[作品プラン]

古着や布の断片を利用し、ワークショップ開催地周辺の歴史や記憶を調査し、地域住民との交流などを通して子どもから大人まで参加できるワークショップ内容を考えていきたい。

◯東弘一郎 (展覧会出品)

[プロフィール]

1998年 東京都生まれ。東京藝術大学美術学部 先端芸術表現科卒業。同大学院在籍中。
地域のフィールドワークをベースに、自転車などのジャンクと金属を組み合わせて、主に動く立体作品を制作している。
2018年 宮田亮平賞受賞。第24回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)入選。主な展示に「今年の越後妻有(越後妻有 大地の芸術祭2021関連企画)」、「春のアート展(GINZA SIX 蔦屋書店)」など
WEBSITE : https://koichiro-azuma.com/

[作品プラン]

遊具かつ現代アート作品<自連車>を制作し、展示する。鑑賞者は実際に自転車に乗車し体験することができる。全ての車輪は連動しており、鑑賞者が先頭の車輪を漕いで回すことで作品が一斉に動き始める仕掛けだ。独創的な遊具として地域で目を引く作品を目指したい。
また、この作品で取り扱う自転車は、地域で乗られなくなってしまった自転車である。地域の住民を訪ね自転車を収集する予定であるが、同時に地域のフィールドワークを行うことで地理的特性や風土、地域の抱える問題点などを垣間見る予定だ。感染症等で配慮が必要なご時世ではあるが、地域の人々と関わり合いながらの制作を大切にしたい。

◯大塚理司 (展覧会出品)

[プロフィール]

1955年 東京都生まれ。1978年 早稲田大学卒業。
1980年「古流協会審査制展」出品、受賞。以後各種華道展に出品を重ねる。
個展 真木・田村画廊(東京)1997年「大清湖国際野外美術展」(清州・韓国)1999年「いけばなから’99」/新都市ホール(横浜) 2001年「Japan2001 Crossovers」(ロンドン・イギリス)2006, 09, 12年「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟) 2007年「 神戸ビエンナーレ・アートインコンテナコンペティション」(神戸)2017, 19年「新いけばな主義展」(神奈川、東京)

[作品プラン]

過去に制作した作品をリメイクしてオブジェを制作する。藁を編み込んで作った平面状のものを三枚一組で一体として四体で構成。今回は同様のものを約10枚用いて一体のオブジェとして作品化します。寺内の一角に設置して、諸々の鎮魂の意味を込めた作品で作品名を「祈りの形象(かたち)」とします。

◯原倫太郎 (展覧会出品)

[プロフィール]

1973年 神奈川県生まれ。1997年 東京造形大学デザイン学科卒業。
2000年サンドヴェルグ・インスティテュート美術学科修了。主に大掛かりなキネティック・インスタレーションを制作している。
近年の展覧会に2014年「Synthesis」Reykjavik Art Museum Hafnarhus/レイキャビック(アイスランド)、2016年「鉄道美術館展」/川崎市岡本太郎美術館(神奈川) 2018年個展「上昇と下降 ―白夜と極夜―」/フォーラムボックス(ヘルシンキ・フィンランド)などがある。また原倫太郎+原游として、2012、2015年「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)、2017、2021年「北アルプス国際芸術祭」(長野)、2019年「瀬戸内国際芸術祭」(香川)、2019、2020年「水遊び博覧会」/越後妻有里山現代美術館[キナーレ](新潟)などに参加。2008年、絵本『匂いをかがれるかぐや姫~日本昔ばなしRemix~』が文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門において奨励賞を受賞。

[作品プラン]

建物の空間内部を、”発光する動く紐”という手法で描く、空中ドローイングを展開する。ドローイングとは基本的に平面にペンや筆で図像を描いていく表現であるが、この手法を使えば空中に描くことも可能である。描かれるイメージは、その建物や近隣の背景にある歴史や風景だったり、人々の取り留めのない日常であったりと想像が膨らむ。線の軌跡が変化することで、静ではなく動のドローイングで、時間と空間をシンプルに表現する。

 

●[11月2日更新]「第1期NakayamaAIR」参加アーティスト審査結果

2021年10月11日まで募集しておりました「中山アーティスト・イン・レジデンス2021」の作品公募について、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。参加アーティスト、及び審査方法、応募総数について以下の通りご案内いたします。

 
[参加アーティスト]
 

●滞在制作/大槌秀樹、川田龍
●ワークショップ/大川友希
●展覧会出品/東弘一郎、大塚理司、原倫太郎

[応募総数]
 

●滞在制作/20名(うち7名は展覧会出品と併願)
●ワークショップ/7名(うち2名は展覧会出品と併願)
●展覧会出品/18名(うち7名は滞在制作と併願、2名はワークショップと併願)
応募者総数 36名

[審査方法]

豊福亮(アートディレクター)の1次選考ののち、法華経寺関係者との協議の上、決定。
(※落選や選考理由に関する個別連絡は致しませんのでご了承ください)